心は、物質である。それは、分子で出来ている。(2)

 「心は、分子で出来ている」と言ったものの、具体的にどんな物質なのかってことは、まだ分かりません。あえて分子と言ったのは、原子じゃないだろうという程度の意味です。水素や鉄など、元素の周期表に出ているような物質に心が宿っている訳ではないだろう。もしもそうなら、空気や土や水や人工の建物などにも心があるのかって話になってしまう。そうではなくて、生物の体の中にある、細胞の中にある、何かの高分子なんだろうと思う。

細胞の構造とか、その中に何があるのかって事は、長いこと研究されていますが、そこに心の実体らしきものは細胞模式図見当たらない。それに、もう一つの仮説「命のケーブル」の末端らしきものも見当たらない。細胞の中の全ての分子が解析済みという事はないでしょうけど、心とか命とかとっても重要な器官なので、細胞の中心核(細胞核)の中にあると思われるのですが、「核内には遺伝情報であるDNAのほか、核タンパク質、RNA(リボ核酸)が含まれており・・・」だそうで、心とか命らしき物は見つかっていません。

DNAがそれだとは思いません。DNAは、現在解明されているように生物の設計図にあたるものなのでしょう。

細胞の中にある心とは、細胞を作る工事の設計図とか材料ではなく、監督者みたいな役割である。とすると、それはある種の知能を持っているだろう。タンパク質や核酸が知能を持っているとは思われない。その監督者は、もっと高級で複雑な存在であるから、何かの分子であるとしたら巨大な分子のはずだから見つからないのはおかしい。

という事は・・・その監督者は、細胞の中の分子の上に住んでいて、分子や原子より素粒子よりも微細な物質で出来ているのではないのか。早い話が、細胞の中に原子より小さい生き物が居て、そいつらが細胞を作ったり成長させたりする仕事をしているのではないか。もっと言えば、その小さな生き物が、原子と原子を繋いで分子を作り、分子を寄せ集めて細胞を作るという、奇跡のような不思議な仕事をしているのではないだろうか?

う~ん、空想としては有りですが、科学的には少し無理がありますね。例えて言うなら、人間が星を動かして銀河系を作っているというようなスケールの話ですから。

原子や分子を操作するのであれば、それと同等かもっと大きくて、DNAやRNAを手で操れるようなそんな大きさの存在であるはず。使っている道具が分子のサイズで、その操作者はもっとずっと小さいという可能性もありますが、そうすると、そいつは巨大な道具を作って仕事をするような化学(科学)技術を持っており、高い知能と文明を持っている生物って事になりそうです。

そんな凄い生物がどうして人間の細胞を作るなんてつまらない仕事をするのか?
これは、やはり空想に過ぎないのだろうか。

<つづく>

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心は、物質である。それは、分子で出来ている。(2) への2件のフィードバック

  1. Hollow Man より:

    バカバカしい、荒唐無稽、幼稚と思われるかも知れませんが、心が物質に起因すると考えるなら、どうしたって、こういう可能性を考えることになると思います。心は、物質じゃないよと言うなら、それは何なのでしょうか?

  2. ピンバック: 心は、物質である。それは、液体のようなものかも知れない。 | Hollow Man – 神なき時代の「人生の目的」

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